小倉競馬場の特徴を徹底解説!アクセス方法から平坦&小回りコース、距離別のポイントまで紹介

JRA競馬場の中で唯一、九州で開催されるのが「小倉競馬場」です。

JR小倉駅から北九州モノレール(競馬場前駅で下車)で約10分。競馬場前駅と直結だからアクセス抜群です!

私自身も実際に行きましたが、中山競馬場に引けをとらないアクセスの良さ、そして交通の便の良さには驚きでした。

そんな小倉競馬場は、猛暑に負けない熱い馬達の戦い「夏競馬」が開催されます!

サマースプリントやサマー2000と言った名物レース、九州で唯一の障害競走の重賞戦…等々、夏競馬を盛り上げるレースばかりす。

この記事を読んでいる皆さんが、小倉競馬場で開催されるレースを楽しめるよう3点のポイントを解説します。

  • 小倉競馬場の特徴
  • 小倉競馬場の距離別ポイント
  • 小倉競馬場のアクセス方法

それでは早速見ていきましょう!

目次

小倉競馬場の特徴が一目で分かる!コース形態&芝・ダート別の距離紹介

コース形態右回り
芝コース距離1周1615.1m、直線293m
ダートコース距離1周1445.4m、直線291.3m
障害コース距離1周1309m、たすき415.7m
開催重賞(全てG3)小倉2歳S、小倉大賞典、小倉記念、北九州記念、小倉サマージャンプ

平坦&小回りがポイント!小倉競馬場の特徴を解説

平坦な直線で上り坂ほぼ無し|直線距離の短さも忘れずに!

小倉競馬場の直線は、ローカル競馬場らしい「平坦」な直線です。

厳密に言えば「第2コーナー」付近が「高低差:2.96m」。2段階の下りを迎えて最終直線に入ります。

最終直線の高低差は殆どなく、直線距離も「293m」の短さです。

逃げ馬や先行馬が、そのまま押し切ってしまうレースも珍しくありません。

特にハンデ戦では、有利な斤量の逃げ馬が思わぬ穴を開けますよ!

小回りコース巧者を見つける!スパイラルカーブに対応できるかも鍵です

小回りコースは、東京競馬場や阪神競馬場とは異なります!

先に紹介した「直線の短さ」以外にも、距離によって「コーナー回数」が増加します。

小倉競馬場の芝1000~1200mなら「コーナー2回」で終わります。

しかし、1800m以降になるとコーナーが「4回以上」待ち受けます!

慣れていない馬は、複数のコーナーでスタミナを消費しますし、位置取りが厳しくなります。

さらに小倉競馬場は「スパイラルカーブ」のため、最終コーナーに入ると馬群がばらけやすく、スピードも乗りやすい!

小回りコースに慣れている馬、またはスパイラルカーブに対応できる馬を見つけましょう。

小倉競馬場の距離別解説!芝&ダートのコースポイントを一挙紹介

【芝1000m】内枠の逃げ馬&先行馬が有利の距離

芝1000mは、スタートしたら「第3~4コーナー」を迎える短距離です。

高低差1m程度の下り坂を抜け、平坦&短い最終直線のため「逃げ馬」「先行馬」有利の距離です。

特に「内枠」の逃げ馬は圧倒的な強さのため、軽視はNGですよ!

【芝1200m】G3北九州記念が開催されるコース|開催後半は差し馬に注意

小倉競馬場で開催されるサマースプリント第4戦「北九州記念」は、芝1200mで行われます。

第2コーナー奥のポケットから発送し、2段階の下り勾配で加速!スパイラルカーブへ突入します。

スピードを落とさず短い最終直線を駆け抜けるため、逃げ・先行馬が強く、差し馬・追い込み馬は厳しいコースです。

開催後半になると馬場が荒れ始めるため、差し馬の綺麗な「外差し」が多くなります。

そのため、開催後半は「差し馬」も要注意です。

【芝1800m】出世レースのG3小倉大賞典が開催!開催前半の逃げ馬は警戒

芝1800mは「G3小倉大賞典」が開催されるコースです。

出世レースでもある小倉大賞典で、数多くの名馬が勝利後に活躍しています。

  • レッツゴーターキン:小倉大賞典に勝利した同年に「G1天皇賞秋」に勝利
  • サイレンススズカ:小倉大賞典の勝利後に「G1宝塚記念」を勝利
  • アリーヴォ:小倉大賞典の勝利から2ヶ月後の「G1大阪杯」で3着に好走

等々、ここでは紹介しきれないほどの名馬が出走しました。

肝心のコースポイントですが、距離が伸びた影響もありコーナーを「4回」も回ります。

さらに2コーナー付近の上り坂、2段階の下り坂を経験するため、意外にもタフなコースです。

開催前半は、馬場も良いため逃げ・先行馬が有利!

開催後半になると、上り勝負になりやすいため時折、人気のない差し馬が飛び込むケースも見られます。

【芝2000m】G3小倉記念が開催されるコース|小倉巧者か試される距離

小倉競馬場の芝コースで、最も距離が長いのは「芝2000m」です。

サマー2000シリーズの「G3小倉記念」が開催されるコースであり、小倉巧者か試される距離でもあります。

最初のコーナーまで472mの直線です。

逃げ・先行争い、差し・追い込み馬のポジション取り等で前半はハイペースになりやすいです。

とは言え、向正面ではスローペースに入りやすく、逃げ・先行はスタミナ温存。差し・追い込み馬は脚をためられます。

芝1800mよりタフなコースのためか、逃げ・先行有利の小倉競馬場でも「差し」「追い込み」も成果を出しています。

小倉巧者の競走馬は自分の庭のように走るため、他の競馬場で勝てなくても小倉で穴を開けるかもしれません。

【ダート1000m】逃げ&先行馬が有利|外枠なら狙い目!

ダート1000mは、スタートしたと思ったらすぐ第3コーナーです。

芝同様、下り坂でスピードが乗りやすく逃げ・先行馬がそのまま押し切ることも珍しくありません。

中でも外枠の成績は良く、外枠の逃げ・先行馬は狙い目です。

【ダート1700m】コーナー4回のタフなコース|差し馬も好走しやすい

1コーナーまで343mもあるため、前半はポジション争いでハイペースになりやすい。

向正面に立てばペースも落ち着き始め、逃げ・先行馬はスタミナ温存。差し馬は脚をためられます。

最終直線は短く平坦には変わりないため、逃げ・先行馬が有利です。

ただし、好位に付けた差し馬の外差しは強烈です。

「逃げ切った!」と思った矢先に飛んでくるため、ダート1700mでも差し馬に警戒しましょう。

【ダート2400m】コーナーを6度も回る最長コース|2000m以上走れる馬を探す

小倉競馬場のダート2400mは、他のダートコースに比べタフなコースです。

コーナーを6度も回りますし、そもそも2000m以上のダートを経験したことがない競走馬もいます。

その上、小倉競馬場のダートは砂に厚みがあるため、中央よりも地方競馬場に近いダートです。

枠や戦法に有利不利はなく、2400mを走れるかどうかが鍵です。

人気馬の他にも、ダート2000m以上を経験している競走馬もピックアップしましょう。

小倉競馬場のアクセス方法

画像元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/kokura/access/pdf/map_kokura.pdf

自動車で小倉競馬場に向かう

  • 下関方面:九州自動車道小倉東IC~北九州都市高速1号線沿い国道10号線(途中から県道)を北方方面へ約15分
  • 福岡方面:九州自動車道小倉南ICから国道322号線を小倉市街方面へ約15分
  • 北九州市街地:JR小倉駅より北九州モノレール沿い県道(途中から国道322号)を田川方面へ約20分
  • 駐車場:料金1,000円(パークウインズ時(場外発売時)は500円)

電車で小倉競馬場に向かう

  • JR小倉駅より北九州モノレール(競馬場前駅下車)で約10分。
  • 小倉競馬場の駐車場以外にも「モノレール企救丘駅前」に無料駐車場があります。
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