2022年4月3日に開催される「G1大阪杯」まであと少しです!
下馬評では「エフフォーリア」「ジャックドール」「レイパパレ」の3強で決まるのでは?と報じられるほど、他馬より力が抜けています。
しかし、3強にも死角や不安要素が見られます。
現に2022年のG1高松宮記念、2021年ではエリザベス女王杯で上位人気が沈みました…。
では、上位人気3頭にどのような死角や不安要素があるのか?一緒に見ていきましょう。
【エフフォーリア】距離&休み明けは不安なし|初阪神&輸送が不安要素
2021年に「天皇賞秋」「有馬記念」等、ビックタイトルを勝ち取った「エフフォーリア」が1番人気になることでしょう。
今まで「1800m~2500m」の中距離路線を走り、日本ダービー以外は全て1着です。
大阪杯は「2000m」のため距離や右回りに不安なく、長期休養明けでも結果を残しています。
不安要素を上げるなら以下の2点です。
- 阪神競馬場が初めて
- 輸送は東京競馬場、中山競馬場が殆ど。長距離輸送は新馬戦の「札幌競馬場」のみ
阪神競馬場は少々特殊なコースです。
内回りの残り800mから最終直線にかけて緩やかに下ったと思ったら、直後に上り坂が待ち受けています。
高低差1.8m、勾配は「1.5%」のため中山競馬場に匹敵する難所です。
また、3~4コーナーが緩やかなカーブになり、加速した馬が外に振られやすくなります。
初めて阪神競馬場に挑戦するエフフォーリアが、特殊なコース体系に対応できるかがポイントです。
阪神競馬場まで「長距離輸送」です!輸送に耐えられるかどうか?チェックが必要です。
【ジャックドール】輸送面は心配なし|1年ぶりの右回り&先手争いに勝てるか?
2番人気になりそうなのが「ジャックドール」です。
2022年3月の金鯱賞で「レイパパレ」「アカイイト」等、錚々たるメンバーがいる中、余裕の逃げ切り勝ちです。
エフフォーリアに勝つならジャックドール!と思いたいところですが、2つの不安要素が挙げられます。
- 1年ぶりの右回り&阪神競馬場に対応できるか?
- ウインマリリン、アフリカンゴールド等、逃げ馬多数!先手争いに勝てるか?
ジャックドールは「左回り」の東京競馬場、中京競馬場で結果を残してきました。
ところが!右回りは新馬戦を含み3戦のみ…。阪神競馬場も同様に1年ぶりです。
出走メンバーが2~3歳時とは違い強力なため、適応できませんと勝負にならないでしょう。
その上「ウインマリリン」豪快な大逃げで競馬ファンを驚かせた「アフリカンゴールド」等、実力のある逃げ馬が出走します。
中でも、阪神競馬場巧者を多数輩出したステイゴールド産駒の「アフリカンゴールド」は不気味な存在です。
先手争いでスタミナを消耗すると、パワーとスタミナを求められる阪神競馬場では太刀打ちできないでしょう。
【レイパパレ】天候&コース適性に問題なし|レース間隔の短さが不安
最後に紹介するのは「レイパパレ」です。
レイパパレは「2021年 大阪杯」の勝者です。
大阪杯当日、最悪のコンディションの中「グランアレグリア」「コントレイル」と言った、名だたる名馬を倒しました。
今年の大阪杯、金鯱賞の時は「斤量:56kg」でしたが「斤量:55kg」!昨年の王者とは思えない好待遇です!
「斤量に恵まれ、天候やコース適性も問題ない。不安要素はないのでは?」
と思いたいところですが「レース間隔の短さ」が不安要素です。
2021年の大阪杯は、チャレンジカップから「約4ヶ月」間隔をあけて出走しています。
ところが、2021年9月に入ると間隔をあけずに使い続けます。
2000mを超える距離では結果が出ないとも考えられますが、レース間隔の短さも結果に表れていると思います。
現に、3ヶ月開けて出走した金鯱賞では、初めての中京競馬場ながら2着です。
斤量に恵まれ、コース適性も申し分ないレイパパレですが、レース間隔の短さがどう出るか?注視しなければいけません。
まとめ
競馬は上位3頭で決まる時もあれば、思わぬ穴馬や人気薄が掲示板を席巻することもあります。
現に、2022年シーズンのG1も人気馬がスムーズに来ず、高松宮記念では総崩れでした。
これまで紹介したように、人気馬にも思わぬ死角や不安要素があります。
それらを考慮して、当日の大阪杯の買い目を考えましょう。