競馬新聞や競馬情報サイトで「上がり3F(ハロン)のタイムは〇〇秒」が目につくと思います。
競馬を始めたばかりの方からすれば「どういうこと?」「3Fのタイムって何?」と感じるでしょう。
上がり3Fのタイムは非常に重要であり、強い馬を見極めるポイントでもあります。
ここでは、上がり3Fの意味や強い馬のタイムも合わせて、分かりやすく解説します。
30秒で分かる上がり3F(ハロン)の意味&重要性
競馬の上がり3Fとは「3ハロン(600m)」のタイムを指します。
レース終盤の3ハロンは、競走馬や騎手にとって最後の勝負どころです。
騎手も激しく鞭を振るいますし、競走馬もゴールを目指して全力疾走します。
つまり、残り3ハロンの上がりタイムで、どれだけ「良い脚(タイム)」を使えているかを見る重要な要素です。
3ハロンで早いタイムを出している馬は、それだけレース終盤に良い脚を使えており、勝ち星も上げています。
一方、逃げ馬を除き3ハロンで遅いタイムを出している馬は評価できません。
実力が足りない、または馬がやる気を失い諦めた可能性があるからです。
そのため、競馬で当たる確率を上げるなら「3ハロン」のタイムも必須となります。
上がり3F(ハロン)は34秒台前半が目安|34秒を切る馬を見逃さない
上がり3ハロンは34秒台前半が目安|一流馬は32~33秒の末脚
「上がり3ハロンで良いタイムの目安は?」
上がりタイムの目安は「ハイペース」「スローペース」または競馬場によって異なります。
ただし!どんな条件であっても、上がり3ハロン「34秒台前半」を出しているなら高評価です。
そして34秒台前半をコンスタントに出せているなら、なおさら評価が上がります。
しかし、一流馬達は34秒を切る豪快な末脚を炸裂します。
たとえば伝説の牝馬「アーモンドアイ」は、負けたレースや一部レースを除き「33秒台」!
2020年のヴィクトリアマイルでは「32.9秒」を叩き出しました。
この他にも「グランアレグリア」や「コントレイル」と言った一流馬達も、33秒台のタイムを出します。
上がりタイムで次の一流馬を見つける|平地のレースも注目
上がりタイムは、次の一流馬を見つける良い指標です。
たとえば「新馬戦」や「オープン未満」の馬達等が挙げられます。
最近では、エフフォーリア世代の馬達が重賞未勝利ながら、素晴らしいタイムを記録しています。
- プログノーシス:武田尾特別(2勝クラス)「32.8秒」
- ジャックドール:浜名湖特別(2勝クラス)「33.2秒」
- エスコーラ:国立特別(2勝クラス)「33.8秒」
中でもジャックドールは、3歳以上1勝クラスから破竹の4連勝!
勢いそのままに「G2金鯱賞」に出走します。
その他のエフフォーリア世代も、もしかしたら重賞戦線で猛威を振るうでしょう。
少々脱線しましたが、オープン未満でも上がりタイムを見ることで、次の一流馬が見つかります。
そうした馬達を見て勝ち上がっていく姿を見るのも、競馬の楽しみですよ。
まとめ
上がり3ハロンのタイムは、強い馬を見極める重要な指標です。
タイムが良い馬は勝ち星を積み重ねていますし、勝負所でもひるまずゴールを目指します。
逃げ馬や馬群に飲まれたときを除き、上がりタイムが悪い馬は勝ちから遠のきます。
もし、競馬で当たる確率を高めたいなら、上がり3ハロンのタイムに注目しましょう。