日本時間の2月26日に開催された「サウジカップデー」
日本からは数々の実力馬と共に「C.ルメール騎手」「坂井瑠星騎手」「松山弘平騎手」2人が騎乗しました。
特に光ったのは「C.ルメール騎手」の手綱裁きです。
全8レースある中でなんと!4つの重賞タイトルを獲得しました!
今回は、サウジカップデーの結果と共に、ルメール騎手が4戦で稼いだ金額も紹介します。
サウジカップデーは日本馬&ルメール騎手無双|重賞4勝を挙げる
オーソリティが初戦を制する|ターフスプリントもルメール騎手にお任せ!
日本馬の初戦は「ネオムターフカップ(G3)」からです。
ルメール騎手のお手馬「オーソリティ」が出陣!メンバーも海外から来たつわものばかりのため厳しいかな?と思っていました。
しかし、蓋を開けてみるとオーソリティが鼻をきって逃げると、そのまま他馬を圧倒。2馬身を付ける余裕の勝利でした。
続く2戦もルメール騎手が登場!出走馬&騎手は日本でお馴染みの外国人騎手や若手のホープが登場です。
- ソングライン:2021年NHKマイル2着の実績。ルメール騎手が騎乗
- ラウダシオン:2020年NHKマイル優勝。C.デムーロ騎手が騎乗
- エントシャイデン:2021年のフランス「フォア賞」で3着。坂井瑠星騎手が騎乗
実績馬に、日本で活躍するM.デムーロ騎手の弟「C.デムーロ」騎手まで一緒!
坂井瑠星騎手もいますので、ここはルメール騎手も他馬に持ってかれるか?
と考えていましたが、1351ターフスプリント(G3)をルーメール騎手が鮮やかに差し切り勝ちです!
ラウダシオンは伸びきれず4着、エントシャイデンは12着に沈みました。
いきなりの2連勝で驚きましたが、まだまだルメール騎手の快進撃は止まりません!
勢いが止まらない!ステイフーリッシュに3年10か月ぶりの勝利をプレゼント
ルメール騎手の次なら戦場は「レッドシーターフハンデキャップ」です。
出走するのは、勝ちきれない競馬が続く「ステイフーリッシュ」、多くのファンに愛される競走馬です。
現地の人気では、14頭中8番人気の低評価。
勝ち星から3年10カ月も遠ざかっていますので、これでルメール騎手の連勝もストップかと誰もが思ったでしょう。
ところが、父「ステイゴールド」の血が覚醒したのか、5馬身以上の差を付け完勝!
3年10か月ぶりの勝利が、父と同じ中東だったのも感慨深いです。
その上、ステイフーリッシュの周囲に青色の勝負服「ゴドルフィン」が囲んでいたため、香港バースの対決を彷彿とさせました。
第6レースの「サウジダービー」では、残念ながら連勝ストップ!
C.デムーロ騎手が騎乗する「セキフウ」が2着、C.ルメール騎手の「コンシリエーレ」は3着に敗退。
ただ、サウジダービーのレベルは非常に高く、2着&3着に好走したのは称賛されるべきです。
日本騎手が1着&3着に入る!リヤダートスプリントもルメール騎手の独壇場
ルメール騎手最後の騎乗は「リヤダートスプリント(G3)」です。
ここでは、日本馬が3頭出走しました。
- ダンシングプリンス:ダートで覚醒し2021年「カペラS」で勝利。ルメール騎手が騎乗
- チェーンオブラブ:4歳まで芝だが、2021年12月にダート転向。坂井瑠星騎手が騎乗
- コパノキッキング:2021年のリヤダートスプリント覇者。D.イーガン騎手が騎乗
負けられないコパノキッキング、ダートからの転向組が一花咲かすか?
結果はなんと!ダート転向組が「1着&3着」に入りました!
ルメール騎手鞍上のダンシングプリンスが、先頭に立つと他馬を寄せ付けない横綱相撲!
2着と7~8馬身離されるほどの圧倒的勝利です。
3着は追い込んだ坂井瑠星騎手が騎乗する「チェーンオブラブ」です。
私はダンシングプリンスとコパノキッキングの1・2着争いかと考えていましたが、ダート転向して3戦目のチェーンオブラブが来るとは想定外です。
コパノキッキングは後半伸びきれず4着です。
この勝利で、C.ルメール騎手のサウジカップデーは「重賞4勝」になりました。
C.ルメール騎手が1日で5000万円を稼ぐ!日本勢の強さを中東にアピール
C.ルメール騎手が重賞4勝したため、獲得賞金は「約5億円」になりました。
サウジアラビアは、騎手の取り分を「10%(日本は5%)」のため、1日でなんと「5000万円」稼ぎました。
この賞金額も驚きですが、それよりもC.ルメール騎手含め、日本馬に騎乗した騎手の方々により日本勢の強さを中東にアピールできたと感じます。
最終レースのサウジカップ(G1)は残念でしたが、それでも日本馬が4勝を挙げたのは輝かしい成績です。
近い将来、サウジカップで勝利する競走馬が日本から現れるかもしれません。
そうなったら、勝った瞬間に「緊急速報」が入るかもしれませんね!
サウジアラビアに出走した競走馬達は、一部を除き次なる舞台「ドバイ」へ出発しました。
ドバイワールドカップが開催されるのは「2022年3月26日(土)」です。
数多のドラマが生まれたドバイの地で、今年も日本馬が大いに活躍することでしょう。
皆さんもドバイワールドカップを見逃さないよう注意しましょう!