東西の名だたるステイヤーが集まる新春レース「ダイヤモンドS」
2022年も体力自慢の競走馬が大集合しました!
- レクサランス:2021年から2500m以上で掲示板を外さない堅実な成績
- ヴェローチェオロ:エフフォーリア世代。2500m以上の長距離が得意
- ヴァルコス:コントレイル世代のステイヤー。大負けしない安定した競馬
- テーオーロイヤル:2000m以上の中距離で3連勝。連勝の勢いで重賞初制覇を狙う
そして350kgにも満たない小柄なアイドルホース「メロディーレーン」まで参戦しました!
大混戦が予想される中、勝利したのは勢いに乗る「テーオーロイヤル」でした!
3400mの長距離ながら、2着と2馬身以上も離す圧倒的な勝利です。
今回は、レース展開と共に私の考察を書いていきます。
早仕掛けでも強い!押し切り勝ちを決めたテーオーロイヤル
大逃げするグレンガリー|仕掛けるアンティシペイトに動じないテーオーロイヤル
2022年のダイヤモンドSが発送すると、大方の予想通り「1番:グレンガリー」が逃げる展開。
向こう正面に入っても位置は変わらず、グレンガリーが逃げ、テーオーロイヤルは「アンティシペイト」「ゴースト」と同列の先行組です。
ですが、再び1コーナー~2コーナーの入ると「アンティシペイト」が仕掛けます。
大逃げのグレンガリーを追走するように2~3馬身離れた位置で待機。
ここでテーオーロイヤルが動くか?と私自身、思いましたが動かず第3コーナーまで「ゴースト」「ヴェーロチェオロ」と同じ3位集団です。
このまま行った行ったで終了するのでは?と言う不安はあったものの、最終コーナーまで見守りました。
最終コーナーで早仕掛け!他馬の追従を許さない押し切り勝ち
いよいよ最終コーナーに突入です!
東京の最終直線は、アップダウンが激しい特殊なコースのため早仕掛けすると潰れます。
ところが、テーオーロイヤル、そして鞍上の菱田騎手は最終コーナーで仕掛けました。
あまりにも早い仕掛けに「これでは直線で持たないだろうな…」そんな風に思っていました。
しかし、テーオーロイヤルはラスト400mの直線からグイグイ上がっていき、1番のグレンガリーを易々と抜き去ります。
最終200mの直線でも勢いは止まらず、追い込んできた「ランフォーザローゼス」も全く届きません!
蓋を開けてみると、早仕掛けしたのに1着!2着とは2馬身以上離していたのです。
もし、状態に問題がなければ「天皇賞(春)」ファン投票で出走できる「宝塚記念」での活躍が見たいです。
リオンディーズ産駒が重賞2勝目|種牡馬として覚醒か?
2歳G1の「朝日杯フューチュリティステークス」を制した「リオンディーズ」
皐月賞、日本ダービーと惜しい成績で、将来を期待されていましたがケガに泣かされた名馬です。
しかし、種牡馬として2020年に産駒がデビューすると2021年に「ジャスティンロック」が、父リオンディーズに初重賞をプレゼントしました。
更に2022年ダイヤモンドSでテーオーロイヤルが勝利したため、3年目で重賞2勝になったのです!
自身は途中で引退しましたが、子供たちが頑張っている様子を見ると、種牡馬として成功していると思います。
後は、子供たちがG1タイトルを取るだけです!
テーオーロイヤルやジャスティンロックが覚醒すれば、G1制覇も遠くないかもしれません。
まとめ
昨今のステイヤーを見ると、フィエールマン、ワールドプレミアムのように追い込み主体の馬が勝っていました。
ですが、3000mを超えるレースで、早仕掛けで押し切る馬はなかなか見られません!
賞金が足りているなら、天皇賞(春)で歴戦のステイヤー達と戦って欲しいところです。
もしかしたら、歴戦のステイヤー達を破り、初G1で初制覇するかもしれません。