皆さんは馬券の「馬単」を知っていますか?
馬単の正式名称は「馬番号二連勝単式勝馬投票法」であり、1969年に中止されましたが、2002年に復活した馬券です。
馬単は「1着、2着になる馬を着順通り」当てる馬券であり、ワイドや馬連よりも当たりにくい分、高配当が期待できます!
中でも2006年に記録された馬単最高配当では「1,498,660円」!馬単だけで帯になりました。
管理人自身も出走馬やレースコンディションを確認し、馬単が狙い目なら大いに活用します!
「馬単の買い方は難しそう…」
「馬単にどんな買い方があるの?」
と言った疑問や悩みを抱えている競馬初心者の方々!安心してください。
この記事では、馬単の基本的な買い方から「馬単マルチ」「馬単ボックス」等、初心者にも分かりやすく解説します。
加えて、管理人の経験から「どんなレースで馬単を狙うべきか?」も一緒に紹介します。
馬単の買い方は5種類!流しや馬単マルチ&ボックス、フォーメーションを用意
馬単の基本的な買い方を紹介|1着・2着馬を着順通り当てましょう
馬単は「1着・2着を着順通り当てる」馬券です。
たとえば、以下のレース(2022年きさらぎ賞(G3))があったとしましょう。
- 1着:2番マテンロウレア
- 2着:3番ダンテスヴュー
- 3着:11番メイショウゲキリン
1着は「2番:マテンロウレア」2着は「ダンテスヴュー」のため「2番⇒3番」の順で購入すれば当たりです!
反対に「3番⇒2番」「2番⇒11番」「3番⇒11番」の買い目は外れになります。
このように、着順通り当てる難しさはあるものの、当たった時の配当は魅力的です。
【馬単流し】1着or2着固定で流す|上級者向けの買い方
続いて紹介するのは「馬単流し」です。
馬単流しとは「1着」または「2着」に馬番を固定して流す方法です。
一例として「①~⑧番」まで出走するレースがあったとしましょう。
馬単流しなら、下記のように購入できます。
馬単流し(①番を1着固定)
①番⇒②・③・④・⑤・⑥・⑦・⑧番
馬単流し(①番を2着固定)
②・③・④・⑤・⑥・⑦・⑧番⇒①番
1着固定した場合、①番が必ず「1着」に来なければいけません。
反対に2着固定なら、①番が必ず「2着」でなければならないのです。
買い目が少ない分、当たった時の配当が高くなるのは大きなメリットです。
ですが、1着or2着に固定した馬が来ないと外れのため、当たり辛いデメリットもあります。
管理人も、力が1枚も2枚も抜けている馬がいない限り、馬単流しでは購入しません。
初心者の方は無理に馬単流しをせず、後ほど紹介する「馬単マルチ」や「馬単ボックス」等を活用しましょう。
【馬単マルチ】馬単流しで1着or2着が反対でも安心!当たる確率が上がります
馬単流しで、せっかく1着&2着の馬番が来ても「着順が反対」では当たりません!
そこでおすすめなのが「馬単マルチ」です。
馬単マルチとは、軸に決めた1頭が仮に1着、2着が反対でも当たりになる馬券です。
たとえば「①~⑧番」までの馬が出走する際、①番を軸馬にし、なおかつ「マルチ」に設定しました。
●①番⇔②・③・④・⑤・⑥・⑦・⑧番
上記の買い方になるため、仮に⑤番が「1着」①番が「2着」でも当たりです!
万一、有力馬が2着でも安心ですし、当たる確率を高めてくれます。
ただし、馬単流しより「2倍の買い目」になります。
- 馬単流し:①番⇒②・③・④・⑤・⑥・⑦・⑧番(7通り)
- 馬単流し(マルチ):①番⇔②・③・④・⑤・⑥・⑦・⑧番(14通り)
高配当が期待できる馬単ですが、買い過ぎするとトリガミになるため注意しましょう!
【馬単ボックス】波乱を招くレースにおすすめ|穴馬を入れて楽しむも良し!
人気馬が来ないハンデ戦や荒れやすいレースなら「馬単ボックス」をおすすめします。
馬単ボックスとは、ボックスに設定した馬番が1着・2着に来れば当たりです。
①~⑧番の内「①~⑤番」の馬番を設定したとしましょう。
結果は、1着が「②番」2着が「⑤番」のため、馬単ボックスは当たりです!
当たりやすい反面、買い目が多くなるのはデメリットです。
仮に馬単5頭ボックスで購入した場合、買い目は「20通り」になります。
馬連やワイド、3連複の5頭ボックスなら「10通り」のため2倍にアップしてますね。
ですが、本領発揮するのは以下のレースです。
- 波乱を招くレースやハンデ戦
- 年間通して「人気馬」が来ないレース
- 評価を落としている穴馬が何頭も出走するレース
等々、買い目が多い分、穴馬や人気薄が絡めば高配当を狙えます!
馬単ボックスを購入するなら、買い目以上の高配当を狙えるレースを選びましょう。
【馬単フォーメーション】軸馬を数等選べる|管理人おすすめの買い方
最後に紹介するのは「馬単フォーメーション」です。
馬単フォーメーションとは、軸馬を数頭選んで流す買い方です。
たとえば「①・②⇒③・④・⑤・⑥・⑦・⑧」の2頭軸や「①・②・③⇒④・⑤・⑥・⑦・⑧」と言った3頭軸もOK!
マルチにすれば、軸馬が2着でも問題ありません。
フォーメーションの良い所は「軸馬を数頭選べること」「1着・2着をアレンジできること」の2点です。
「馬単ボックスでは買い目が多くなるが、1頭軸流しでは不安…」
と言ったとき、軸馬を2・3頭選ぶことで万一、狙っていた馬が着外でも安心です。
また、1着・2着に来る馬を自分好みにアレンジできるため、買い目を抑えつつ当たる確率を上げられます。
管理人も馬単フォーメーションを、以下のレース時に活用します。
- 上位2頭の力が拮抗しているが、他馬は見劣りするレース。穴馬をからめて購入。
- 力が抜けている馬&実力はあるのに人気薄の馬がいるレース。両者を軸に流して購入。
これはあくまでも一例ですので、慣れてくれば自分好みの買い方が見つかります。
馬券の中でも自分好みにできる面白い買い方ですので、皆さんも存分に活用しましょう。
まとめ
馬単は、当たり辛い馬券ですが当たった時の配当は非常に魅力的です。
最高配当は帯封になったため、3連複や3連単よりも買い目が少なく、夢馬券を狙えます。
ただし!馬単の仕組みや買い方をしっかりと覚えておきましょう。
馬単に慣れてくれば、馬単を狙うべきレース、狙うべきではないレースが分かってきます。
もし馬単に、チャレンジしたことがない方がいたら、挑戦してはいかがでしょうか?