JRAの重賞の中で、5本の指に入るほど荒れる「愛知杯」
過去10年間を遡っても、1番人気が勝ったのは2回、3着以内は4回だけ!
2013年は特に荒れ、なんと2桁人気の馬が1着から3着になりました。
果たして、2022年度の愛知杯はどの馬が制したのか?一緒に見ていきましょう。
7番人気の伏兵「ルビーカサブランカ」が勝利!武豊騎手の見事な手綱さばき
結論を先に言いますと、2022年の愛知杯を制したのは7番人気の伏兵「ルビーカサブランカ」です。
父:キングカメハメハ、母:ムードインディゴ、母父:ダンスインザダーク。
近親にはステイヤーの「ユーキャンスマイル」がいます。
3勝クラスで足踏みをしたのが嘘のように、重賞初挑戦でタイトルを獲得しました!
スタート直後、前目に付けず真ん中でポジションを取り、内側を進めていく競馬でした。
ルビーカサブランカの周りに他馬がいたため「このままでは囲まれて終わりかな?」と、実際に見ていた管理人も思ってしまうほどです。
しかし!武豊騎手は、皆が外々へ出すのを見逃しませんでした。
他馬による不利がない、空いた内をついたのです!
内々で溜めた脚を思う存分に発揮したルビーカサブランカは、後方から追い上げたマリアエレーナの猛追を振り切り勝利です。
本来、初めての格上挑戦、重賞挑戦で勝つのは難しいと言われています。
ですが、武豊騎手の見事な手綱さばきで、初めての重賞タイトルを得たのです!
今後どのようなローテーションを組むか、発表されていません。
もしかしたら重賞タイトルを更に取りに行く、賞金が足りれば大阪杯に行くのでは?と思っています。
武豊騎手がJRA重賞勝利記録を36年に更新
2022年愛知杯の勝利により、武豊騎手のJRA重賞勝利記録が「36年」に更新されました!
実はこの記録、武豊騎手が騎手人生をスタートした時からの記録であり、いまだ途切れたことはありません。
初めてのG1をスーパークリークで獲得し、日本ダービーをスペシャルウィークで制する。
2021年には朝日杯フューチュリティステークス勝利で、全てのG1制覇をあと1つにしました。
確かに坂井瑠星騎手、松山弘平騎手等、若手騎手が台頭してきましたが、競馬界のレジェンドも負けてはいません!
「若手に負けていられない」と言って、もしかしたら今年の重賞戦線、クラシック戦線で台風の目になるかもしれません。