本場馬入場や返し馬で聞くダグ、キャンター、ギャロップの意味を教えてください

競馬番組で本場馬入場、または返し馬時に「ダグ」「キャンター」「ギャロップ」等の言葉が使われます。

初めて聞く方からすれば「何それ?」と思いますが、実は競馬に重要な語句です!

それでは、ダグやキャンター等の意味を1つずつ紹介していきます。

目次

【ダグ】弾むように軽快な歩様|調子が良い証拠です

ダグとは、弾むような軽快な歩様を指します。「速歩(トロット)」とも言われます。

脚を高く上げながら右前脚&左後脚、左前脚と右前脚の組み合わせのテンポが軽快であり、馬がまるで弾んでいるように見えます。

軽快な歩様をとれる馬は、コズミ(筋肉痛)がなく、調教で無駄な贅肉をそぎ落としているため、非常に調子が良いです。

仮にパドックで、コズミで脚を庇うような歩様をした馬でも、周回中にほぐれることもあります。

コズミが解消されればダグを踏めるため、パドックだけでなく本場馬や返し馬もしっかり確認しましょう。

【キャンター】ゆるやかな駆け足|スムーズなキャンターが理想!

キャンターとは「ゆるやかな駆け足」を指します。

本場馬入場すると競走馬は本番モードに切り替わり、ダグからキャンターへ移ります(これを「キャンターにおろす」と言います)

スムーズにキャンターへ移れる馬は、集中しており適度に気合が乗っています。また体調の良い証拠です。

一方、スムーズにキャンターへ移れない馬は「コズミが酷い」「厳しい調教やレースばかりで疲労が残っている」可能性があります。

さらに、騎手の言うことをきかず首を上下させたり左右に振っているのは、折り合いがついていません。

スムーズにキャンターへ移れ、なおかつ騎手の言うことを聞いてる馬なら、狙い目にするのも良いでしょう。

【ギャロップ】競走馬が1番スピードに乗る状態

ギャロップとは、競走馬が1番スピードに乗る状態です。

レース中は常にギャロップになり、返し馬では殆ど行いません。

ただ馬によっては返し馬中、ギャロップになると調子が上がるため一瞬だけ行う、コーナーだけギャロップになる…等々が極稀に見られます。

ちなみに、馬の速さの順番は以下の通りです。

  • ①ギャロップ(襲歩)
  • ②キャンター(駆け足)
  • ③ダク、トロット(速足)
  • ④ウォーク(常歩)

まとめ

本場馬入場や返し馬でよく使われる「ダグ」「キャンター」等の言葉を知っていると、競馬がより楽しくなります。

そして、テレビ中継で状況を説明しているアナウンサー、解説の方々が話している内容も理解できるため、思わぬチャンスや穴馬を見つけられるかもしれません!

皆さんも、競馬用語を少しずつでもマスターして、競馬をより楽しめるようにしましょう。

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