馬名の文字数&登録ルールを知ってる?競馬で見られる馬名や冠名を紹介

競馬に出走する馬達は、素晴らしい馬名や愛くるしい馬名、個性豊かな馬名が付けられています。

1990年代前半では「オグリキャップ」や「トウカイテイオー」後半なら「スペシャルウィーク」や「グラスワンダー」

等々、ここで挙げるとキリがないほどありますね。

実はこの馬名、文字数や登録ルールがあるのを知っていましたか?

「〇〇の馬名にしたい!」と思っても、文字数制限や既に利用されている馬名があるとできません。

さらにG1馬の馬名を使いたい時も制限があるのです。

では、馬名の文字数や登録ルールにどのような仕組みがあるのか?そして冠名とは何か?

1つずつ解説していきます。

目次

馬名はカタカナ9文字以内!アルファベットで18文字以内

日本競馬に登録できる馬名は「カタカナ9文字以内」「アルファベット18文字以内」です。

9文字を超す馬名や18文字を超えるアルファベットの馬名は、残念ながら登録できません。

本当に馬名が、カタカナ9文字以内か?名馬で確認しましょう。

  • ディープインパクト(9文字)
  • キングカメハメハ(8文字)
  • オルフェーブル(7文字)
  • ゴールドシップ(7文字)
  • デアリングタクト(8文字)
  • コントレイル(6文字)

こうして見ると、確かにカタカナ9文字以内に収まっています。

ただし例外もあります!

日本競馬に参戦する「海外馬」です。

カタカナ表記で9文字を超える馬名や、アルファベットでも18文字を簡単に超える馬名まであります。

海外で登録された競走馬は、馬名制限を受けませんので海外馬がいたらチェックしてみましょう。

馬名登録にルールあり|著名な馬、国際保護馬名はNG!

「カタカナ9文字以内だから、名馬の名前を付けよう!」と言うのはいけません!

なぜなら「G1勝利馬」「著名な馬」「国際保護馬名」に登録されている馬名は使えないからです。

仮に「ディープインパクト」の馬名を付けたいと思っても「G1勝利馬」であり、なおかつ「国際保護馬名」にも登録されているため不可能です。

もちろん、ディープインパクト以外に「国際保護馬名」に登録されている名馬は多数います。

国際保護馬名に登録された名馬の一例

カツラギエースシンボリルドルフトウカイテイオー
エルコンドルパサースペシャルウィークテイエムオペラオー
ジャングルポケットタップダンスシチーゼンノロブロイ
アドマイヤムーンスクリーンヒーローブエナビスタ
キタサンブラックアーモンドアイコントレイル

この他にも「ヴィクトワールピサ」「シュバルグラン」「ウォッカ」等、錚々たる名馬が揃っています。

とは言え、 「G1勝利馬」ではなく「著名な馬」「国際保護馬名」 に登録されていないなら例外があります。

  • G2、G3の勝利馬は登録抹消から10年を経過すれば認められる
  • 重賞未勝利で「著名な馬」「国際保護馬名」になければ、登録抹消から5年経過すれば認められる

ただし!営利目的や公序良俗に反する馬名は絶対に認められませんので注意しましょう。

冠名を見ればオーナーが分かる|冠名の意味&オーナー例を紹介

馬主が自分の所有馬に、共通した馬名を付けるのを「冠名」と言います。

たとえば、ダノンプレミアム、ダノンキングリー、ダノンプラチナ…等々、同じ「ダノン」が付きますね?

こちらは、オービック代表取締役社長「野田 順弘」氏の資産管理会社「株式会社ダノックス(以降ダノックス)」が所属の競走馬です。

ダノックスの所属馬は必ず、冠名に「ダノン」が付きますので非常に分かりやすいです。

無論、ダノックス以外にも様々な冠名があります。

  • サトノ里見治氏の冠名。サトノダイヤモンド、サトノクラウン、サトノレイナス等
  • ニシノ西山氏の冠名。ニシノフラワー、ニシノデイジー。セイウンスカイも所有
  • ミッキー:野田 順弘氏の妻「野田みずき」氏の冠名。ミッキーロケット、ミッキースワロー等
  • ウインウインレーシングクラブの冠名。ウインブライト、ウインマリリン等
  • メイショウ松本好雄氏の冠名。メイショウサムソン、メイショウドトウ、メイショウマンボ等

これらの冠名は一部にすぎません!

他にも「アグネス」「キタサン」「タニノ」と言った、競馬でよく耳にする冠名があります。

冠名を見て「この馬は〇〇所属の馬だ!」と見るのも、競馬の楽しみの1つですよ!

まとめ

競走馬に付けられる馬名には「文字数」「国際保護馬名」等、様々なルールがあります。

競馬で多種多彩な馬名はありますが、それらは登録ルールを守った上で付けられているのです。

ルール以外にも、冠名を見るのも競馬の楽しみです。

昨今では、横浜ベイスターズで大活躍した大魔神「佐々木主浩」氏も馬主であり「シュバルグラン」「ヴィブロス」と言った、名馬を所有しています。

また、中日で活躍した「山本昌」氏も「アルアイン」「シャフリヤール」に一口馬主で出資しているのです。

馬名は意外と奥が深く、レースと違った楽しみがありますので、今度の競馬で馬名に注目してはいかがですか?

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