競走馬の調子は耳&首で分かる!?パドックで見たい耳の向き&首の向きを徹底解説

競走馬の耳や首を注目したことはありますか?

馬の耳は器用に動き、動きによって気持ちを表現していると言われています。

つまり、耳の動きを理解することで馬の感情を理解できるのです。

さらに首の動きが分かれば、気合の乗り具合やイレ込んでいるかどうかも判断できます!

どのようにして判断すればよいのか?

私の経験をもとに、状態の良い耳や首の動きを紹介します。

(紹介した方法で100%当たるとは限りません。参考程度に収めましょう)

目次

耳の動きで競走馬の感情が分かる|パドックで見たいポイントとは?

耳を前方に向けてパドックを周回している

パドック周回中、耳が「前方に向いている」馬は調子が良いです。

緊張や恐怖はなく、かと言って気合が乗り過ぎてイレ込んでいることもない、素晴らしい状態です。

耳の向きが良ければ今度は、歩様にも注目しましょう。

立ち止まったり引いている厩務員を困らせていない、チャカチャカしていない…等々、問題なければ好材料です!

耳を後方に絞っている|パドック周回中は要注意

を何かにしまうように、後方へ絞っている場合は要注意です。

後方に倒す仕草は「警戒」「敵意」を表しており、平常心ではありません。

さらに、歯をむき出しにし嚙み鳴らす音を立てていると、他馬を威嚇しているため集中できていません!

たまたま後方に絞っている程度なら問題ないですが、パドック周回中に続くようなら要注意です。

耳が不規則に動く、またはクルクル動かしている

耳が不規則に動いたり、クルクル動いている競走馬は、あたりの様子が気になり集中していません。

初めて走る競馬場、2歳の若駒に見られる現象であり、不安を覚え警戒している証拠です。

大きなマイナス材料になるため、仮に人気馬でも購入し辛いです。

首の動きで気合乗りが分かる|競走馬を見るべきポイントは?

首を前に伸ばして堂々と歩く|リラックスした素晴らしい状態

首の動きで一番良いのは「首を前に伸ばして堂々と歩く」競走馬です。

厩務員の指示通り歩き、全身を濡らすような汗をかいていなければ、リラックスしている証拠です。

これに加え、歩様が力強くトモの筋肉の張りも良ければ狙い目になります!

「でも前に伸ばした首を横に振ったりしている…。大丈夫かな?」

ゆったりと首を横に振っているなら「リラックス」しているため問題ありません。

また、歩きに合わせて首を前後に振るのも、調子が良いことを表現しています。

ただし!イレ込んで激しく振っているようなら、体調や調子に問題がありますので避けましょう。

ツル首は気合が入っている証拠|歩様、馬体も要チェック!

競走馬が顎を引いている状態を「ツル首」と言います。

ツル首は「気合が入っている」「今日は調子が良い!」と言ったように、競走馬に気合が乗っていることを表します。

そのため、ツル首を問題視する必要はないのです。

問題になるのはツル首時の「歩様」「馬体」です。

イレ込み過ぎてツル首になる、厩務員が引っ張らないと歩かない等、パドック周回中に見られればマイナス材料になります。

その上、馬体に張りがない、体全体が汗をかいるなら人気馬でも厳しいです。

狙っている競走馬がツル首になっていたら、歩様や馬体もチェックしましょう。

首がだらけているのはNG!やる気がない&体調に問題あり

首がだらけてパドックを周回する競走馬はNGです!

また、厩務員が引っ張ってようやく首がまっすぐ伸びるのも、あまりおすすめできません。

これらは「やる気がない」「気合が入っていない」または「体調に問題あり」等の可能性があります。

たとえ実績のある馬でも、別の状態の良い競走馬を狙う方が良いでしょう。

まとめ

競走馬の耳や首の動きは、調子や体調を示すパラメーターと言えます。

調子が良ければ調子のよい動きをしますし、悪ければ独特の行動を私たちに示します。

馬も私たちと同じく「今日は絶好調!」だったり「今日は走りたくない…」等、気分が変化します。

それらを見極めるためにも、耳の動きや首の動きをパドック周回中にチェックしましょう。

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