競走馬が好調か不調か?見分けるなら、パドックや返し馬を見るべきです。
特にパドックでは、毛艶や発汗状況、歩様…等々を見ることで競走馬の調子が分かります。
ですが、意外と見られていないのは「尾」や「尻」の部分です。
尾の状態はどうか?尻の発汗やボロの状況は?と言ったように、見るべきポイントが多数あります!
そこで、馬の尾や尻の見るべきポイントを、私の経験をもとに紹介します。
(今回紹介した方法で100%当たるとは限りません。参考程度に収めてください)
尾離れが良い馬を見つける!調子が良い証拠です
尾の付け根が持ち上がって見える状態を「尾離れが良い」と言います。
持ち上がると言うのは、臀部の筋肉が発達している、調教により筋肉量が増加しているため力強さを感じます。
更に歩様もチャカチャカせず、堂々と歩いているなら調子が良い証拠です。
「でも尾の根元に赤いリボンが見えるけど大丈夫なの?」
赤いリボンは不調を表すサインではなく「蹴り癖がある」ことを示します。
周囲の人に注意喚起するためにつけているので、気にする必要はありません。
こんな時は要注意!尾の仕草で分かる不調のサインは?
尾を振るのを止めない
臀部の汗や虫を払うために、尾を振るのは馬の習性です。
ですが、断続的に尾を振り続けているのは要注意です。
何かに気を取られている、またはイラついている可能性もあるためマイナス材料です。
尾に元気がない|尾が股間に入っている
尾の付け根に元気がなく垂れ下がっている時、筋肉量が足りない、調教不足が考えられます。
生き生きとした歩様も見られない時は、レースで好走するのは厳しいでしょう。
また、股間に尾が入っているのはいけません。
極度の緊張状態であり、他馬や周囲に怯えている可能性があります。
レースに挑む状態とはいえませんので、別の状態の良い馬を見つけましょう。
尻(臀部)の発汗やボロをチェック!見るべきポイント&注意点は?
尻(臀部)の発汗は大丈夫?尻の状態で分かる好調&不調のポイント
尻(臀部)の発汗は、好調か不調か?見分けるポイントの1つです。
たとえば尻ですと、毛艶が良く張りのある筋肉であり、歩様も堂々としているなら問題ありません。
ですが「臀部上部」または「臀部全体」を覆うほど、発汗しているのはいけません。
緊張や不安による発汗、イレ込みによる発汗が考えられます。
他馬の発汗状況を見て、異様に汗をかいているなら避けましょう。
ボロをするのは問題なし|下痢気味は体調面に問題あり
パドック周回中にボロ(馬糞)をするのは問題ありません。
生理現象のため「ボロをしているから不調だ!」と思うのは早計ですよ。
ですが「下痢気味のボロ」をしている時は要注意です。
通常なら、泥団子がボトっと落ちるようにボロは落下しますが、滝のようにボロが流れているのは体調不良です。
馬体に張りがなく、歩様も良くないため購入するのはおすすめできません。
まとめ
尾の状態や尻、ボロの状態を見ると、競走馬の調子はどうか?判断材料になります。
特に尾は、競馬初心者にも分かりやすいポイントのため、取り入れていただけると幸いです。
パドックを見る際、馬体や毛艶、歩様もありますが、尾&尻の状態はどうか?しっかり確認しましょう。