競馬のかかる、ソラを使う、ズブい馬等の意味は?競馬用語を徹底解説

競馬番組や競馬新聞で「かかる」「ソラを使う」「ズブい」等々、競馬用語が使用されます。

慣れている方なら分かりますが、競馬を始めたばかりの方は「何言っているの?」と疑問に思うでしょう。

実際に、私も競馬を始めたばかりのころ、競馬用語が全く分かりませんでした…。

ですが安心してください!

この記事では、競馬でよく使われる競馬用語を1つ1つ詳しく解説します。

競馬用語が分かれば、競馬の勝率アップに繋がりますよ!

目次

脚を余す/脚をためる|脚を余した馬は次回が狙い時

競馬用語としてよく使われるのが「脚を余す」「脚をためる」です。

脚を余すとは「能力を発揮できなかった」またはペース配分を間違い「差し・追い込みが届かない」時に言われます。

脚をためるの意味として、自身のレース展開で走り、スタミナの消耗を避けて末脚を温存させることです。

ここで重要なのは「脚を余す」です!

「前がふさがって出られなかった」「騎手の判断ミスで脚を余した」等々、実力上位の競走馬が脚を余すこともあります。

特に掲示板を外すと、次回のレースで人気が落ち、実力上位にも関わらず美味しい馬券へと変貌するのです!

競馬新聞や情報誌等に掲載された騎手インタビュー、調教師の発言等で脚を余す発言をされている時はチャンスですよ。

飼い葉の食いが良い/飼い食いが良い|良すぎでも悪すぎても駄目!

競走馬の食料として「濃厚飼料(穀類)」「粗飼料(牧草の乾かし草、青草など)」「添加物(ビタミン剤)」等が与えられます。

これらを総称して「飼い葉」と言われます。

飼い葉の食べ具合によって、調子を判断するのも競馬のポイントです!

  • 飼い食いが良い:食欲旺盛で調教も問題なしなら◎。飼い食いばかり良く、調教で絞れていない馬は×
  • 飼い食いが悪い:もともと小食で、出走時に体重をキープしているなら問題なし。食欲がなく、大幅減は×

飼い食いが良すぎても、悪すぎても駄目なのは難しいところです。

もし、競馬新聞や雑誌等で厩務員や調教師のメッセージが見れるなら、馬券の購入前に確認しましょう。

かかる|競走馬の行きたい気持ちが抑えられない状態

実況アナウンサーから「〇〇番がかかりぎみですね…」レース後の騎手から「かかってしまった…」等々、よく使われる「かかる」

かかるとは、スタート後に競走馬を抑えたい騎手に対し、馬の行きたい気持ちが先行して速く走ってしまうことです。

かかり気味では、余計にスタミナを消耗し、最後の直線で失速するケースが目立ちます。

「勝負がかり」と一緒になる方もいますが、こちらは全くの別物です。

「このレースに勝つんだ!」と言う強い意気込みを持って仕上げてくることを指します。

ズブい馬|反応が悪く流れについていけない馬

若駒や一流の競走馬は、ペースを上げたり緩めたり、最後の直線でスパートをかける…等々、騎手の指示にすぐ反応します。

しかし、年を重ねた競走馬や一癖も二癖もある競走馬は、手綱をしごいたりステッキを何回も叩かないと反応しません。

このような競走馬を「ズブい馬」と言われます。

ズブい馬は、騎手の乗り替わり時が狙い目です

たとえば、剛腕と言われるほど強い手綱裁きとステッキに定評のある騎手に乗り替わる。

日本騎手とは異なる乗り方をする外国人騎手への乗り替わり等で、ズブい馬が一気に一流競走馬に変貌することがあります。

そのため、ズブい馬が惨敗後、騎手が乗り替わったら狙い目ですよ。

ソラを使う|集中力が低下した競走馬

競走中に集中力を欠いた状態を「ソラを使う」と言います。

たとえば、相手との競り合いを制して先頭に立ったものの、気を抜いてスピードを落としてしまう。

レース中に騎手の言うことを聞かず、いっこうに進まない状態…等々、集中力を欠いた状態があります。

競り合いで集中力を欠いた馬は、後の調教でなんとかなります。

しかし、レースそのものに興味がない、集中しない競走馬は馬券を買うだけ無駄になります。

手前を変える|強い競走馬は器用に変えられる

競走馬は走る際「左脚」または「右脚」のどちらかを前に出して走り出します。

脚を出す順番を変えることを「手前を変える」と言います。

たとえば、右脚に変えて走るなた「右手前」左脚に変えて走るなら「左手前」です。

同じ手前で走ると、競走馬は疲れますので左回りならコーナーで左手前に変えますし、直線なら右手前に変えます。

手前替えが上手な馬は、体力を無駄に消費せず最後の直線まで温存できるため、若いうちから調教で教え込みます。

手前替えができない不器用な競走馬は、あと一歩が足りず惜敗、もしくは最後まで持たず惨敗するケースが目立つのです。

テン乗り|騎手が一度も乗ったことがない馬に乗る時を指します

もう1つ、抑えておきたい用語が「テン乗り」です。

テン乗りとは、騎手が一度も乗ったことがない馬に乗る時を指す言葉です。

こちらは、良い時もあれば悪い時もあります。

テン乗りに評価できる時

  • テン乗りする騎手が強化された(例:ルーキーから常勝騎手へ乗り替わり等)
  • ズブい馬に剛腕騎手がテン乗りした
  • 国内騎手と違う技術を持った外国人騎手に乗り替わった

穴馬狙いなら「軽量騎手(見習い騎手、新人騎手等)」に乗り替わったのも狙い目です。

テン乗りに評価できない時

  • テン乗りする騎手の実力が変わらない、劣る時(例:ルーキー⇒ルーキー、主戦騎手⇒勝ち星がない騎手)
  • 出走コースで良い成績を収めていない騎手

ただ、テン乗りされたときの馬券に妙味を感じるときがあります。

それは、鞍上がテン乗りで強化されたものの、馬自体の実力が伴っていない時です。

鞍上が極端に強化されると、馬の実力とは裏腹にオッズが急上昇します。

鞍上分の人気を吸ってくれますので、他馬のオッズが美味しくなります!

時折、実力と不相応なオッズになるテン乗りもありますので、見かけたら狙ってみましょう。

まとめ

競馬用語を理解すると、当日のレースでどの馬を狙うか?

レース後の内容やコメントを確認し、次に狙う馬や人気を落とす穴馬を見つけやすくなります。

最初は何事も分からないのが当然です!

少しずつ競馬用語を理解して、競馬の勝率を上げると共に、競馬の面白さを体感しましょう。

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