競馬の馬券には、単勝や複勝、馬連と言ったポピュラーな馬券以外に「ワイド」があります。
ワイドとは正式名称「拡大馬番号二連勝複式勝馬投票法」と言われる馬券であり、選んだ2頭が3着以内に入れば当たりです。
馬連や馬単よりも当てやすく、競馬初心者にもおすすめしやすい馬券です!
「聞いたことあるけど、ワイドの仕組みが良く分からない…」
「流しやBOXって何?おすすめの買い方はあるの?」
等々、ワイド馬券で悩んでいる方もいるのでは?
この記事では、ワイド馬券の詳しい内容を徹底的に解説します。
その他にも、ワイドの買い方からフォーメーション、ボックスの解説まで詳しく紹介します。
10秒で分かるワイドの仕組みとは?
ワイドとは、選んだ2頭が3着以内に入れば当たりになる馬券です。
仮に、馬連や枠連のように選んだ2頭が「1着、2着」に入らなければ当たらない馬券を買って「1着、3着」になった…
と言う悔しい思いをしないのも、ワイドの魅力です。
もちろん、ワイドは「2着、3着」でも当たりですので、馬連・枠連・馬単よりも当たりやすい馬券と言えます。
ワイドの買い方は4通り!1点買い/流し/フォーメーション/BOX
【1点買い】固いレースで狙うワイド
初めに紹介するのは「1点買い」です。
その名の通り、競走馬を2頭だけ選んで購入するワイドであり「上位人気で決まりそうな固いレース」で使います。
「それなら馬連、馬単で良いのでは?」
と思いますが、競馬に絶対はありません。現に2021年に開催された「NHKマイルカップ」で以下のようになりました。
1番人気、2番人気の馬連・馬単(マルチ)の1点買いにすると、「10番:ソングライン」が来たため外れです。
一方、ワイドで「8番:グレナディアガーズ」「15番:シュネルマイスター」の1点買いなら当たりです!
仮に1000円分購入してれば、8番・15番のワイドで3倍のため「3000円」になりました。
このように1点買いでも取りこぼしがないのは、ワイドの大きなメリットです!
【流し】穴馬を混ぜて高配当を狙うワイド
ワイドの「流し」は「穴馬を混ぜて高配当を狙う」買い方です。
穴馬とは実績がある、または実績はないけど「〇〇コースで全勝!」「右or左回りなら大得意!」と言った、正当な評価を受けていない馬を差します。
ワイド流しで一番分かりやすい例は、2021年に開催された「フェブラリーステークス」です。
なぜこのレースが分かりやすいのか?私個人の見解を述べます。
- 「10番:エアスピネル」は東京ダートコースで好成績を残し、ダート転向前は「マイル」で活躍した
- 「7番:ワンダーリーデル」は東京ダートコース巧者。前年も同騎手で惜しい4着。実力があるのに評価されない
1番人気の「3番:カフェファラオ」はこの時、頭1つ抜けた存在だったため、軸馬にピッタリの存在です。
そこに、7番・10番と流せば2通りのワイドが的中し、高配当を得られました。
このように流しは、穴馬を混ぜて高配当を狙える買い方のため、競馬に慣れてきたら狙ってみましょう。
【フォーメーション】軸馬が信用できない時に狙うワイド
続いて紹介するのは、ワイドの「フォーメーション」です。
ワイドのフォーメーションは「軸馬が信用できない」時に買うワイドです。
そもそも、ワイドは馬連・馬単よりも配当が少ないため、なるべく買い目を減らします。
そのため主流は「流し」になりますが、流した馬が来ても軸馬が来なければ外れです…。
一方、フォーメーションでは軸馬を2頭以上設定できるため、買い目は多くなりますが、当たる確率を上げられます。
たとえば、2021年開催の「阪神大賞典」を見ていきましょう。
この時、1番人気は「アリストテレス」でした。
2020年の菊花賞で、コントレイルとの一騎打ちで敗れたものの、ここでは1枚も2枚も上手!と言うことで、最終オッズは「1.3倍」の人気です!
ですが「馬場が重」「阪神コースの実績が乏しい」等々、懸念材料があり軸馬には不安です…。
そこで、ワイドフォーメーションの出番です!
軸馬を「9番:アリストテレス」「10番:ユーキャンスマイル」にして流せば、仮に軸馬1頭が飛んでも、もう1頭が3着以内に入ればOK!
現に、このレースでアリストテレスが掲示板外になりましたので、2頭軸で流した方は高配当を得られました。
したがって、検討した競走馬に不安があるなら、フォーメーションを活用しましょう。
【BOX】穴馬だけで高配当を狙える夢馬券!?買い目の増加が難点
最後に紹介するのは「ワイドBOX」です。
ワイドBOXに入れた3頭、5頭、10頭…等々、3着以内に入れば当たりです。
レースによっては、ワイド配当を全て得られることもあります。
ワイドBOXは「穴馬を絡めて高配当を狙う」または「穴馬決着で夢馬券をつかみたい!」そんな時に使う買い方です。
ワイドBOXが光ったレースとして、2021年エリザベス女王杯が挙げられます。
1番人気、2番人気が総崩れになり、掲示板に入ったのは下位人気の競走馬です。
ここで1点買いやフォーメーション、流し等を購入していた方は殆ど当たっていないでしょう。
しかし、買い目は多くなりますが穴馬を絡めてBOX買いした人の中には、当たった方もいたと思います。
ワイドBOXは当たりやすい馬券でもありますので、買い目は多くなりますが、初めてワイドに挑戦する方にもおすすめです。
まとめ
最後に、ワイドは単勝・複勝からステップアップする方、または当たりやすい馬券を探している方にピッタリの馬券です。
馬連や枠連、馬単よりも的中率が高く、穴馬を加えれば高配当も狙えます!
当たりやすい分、配当は少ないため買い過ぎには要注意です!
もし競馬に慣れてきたら、ワイドに挑戦してみてはいかがですか?