競馬場の馬場が一目で分かる|稍重や重の違い、含水率等を簡単に解説

競馬場や、競馬新聞の馬柱には必ず「馬場状態」が記載されています。

たとえば、芝コース・ダートコースが「良」か「重」か?

現在では、コースの湿り具合を示す含水率や、クッション値等も紹介されています。

競馬を始めたばかりだと「馬場状態って何?」と思うことでしょう。

私も、競馬を始めたころは馬場状態とは?そして重要性は分かりませんでした。

しかし!理解すると競馬をする際、馬場はいかに重要かが分かってきます。

そこで、競馬を始めたばかりの方にも分かりやすく、馬場状態について簡潔に解説しましょう!

目次

馬場状態の種類は4種類|良や稍重、重や不良の違いとは?

【良】馬場が乾いた状態|ダートはパワーが強い馬が有利

馬場状態で最も多いのが「良」です。

芝の場合、馬場が乾いた状態であり早い時計が出やすい状況です。

よく「パンパンの良馬場」と呼ばれるのは、乾いて速い時計が出る芝を差します。

一方、ダートは砂がパサパサのため非常に走りにくい!

パワーがない馬は遅くなるため、パワーのある馬が有利になります。

【稍重】雨の降り始め&乾いてきている状態|ダートが有利になる馬場

馬場状態の「稍重」とは、雨の降り始めや降った雨が上がり、乾いてきている状態を差します。

芝コースは特に有利、不利はなく良と変わりません。

しかし、ダートコースは程よく湿っているためスピードが出やすいです。

ダートで稍重の時はパワー自慢よりも、稍重の時に結果を出している競走馬を探しましょう。

【重】雨や雪により馬場が悪化|重馬場が得意な馬を見つける

雨や雪により、馬場が悪化した状態を「重」と言います。

ぬかるみが酷く、走ると蹄の跡が残り、めくれた泥の塊が飛び出るほどです。

芝コースは、スピードよりもパワーが求められるため「重馬場巧者」の競走馬が有利になります。

一方、ダートコースは脚ぬきが良くなるため格段に走りやすい状態です。

芝と反対にスピードが出るため、重馬場が得意でパワーよりスピードがある競走馬が有利になります。

【不良】芝&ダート共に競走馬の適性が試される

芝やダートに水たまりができるほど、荒れた馬場になると「不良馬場」になります。

滑りやすく水しぶきも飛ぶため、競走馬によっては走るのを嫌がります。

ダートも泥田のように悪化するため、スピードは出ずパワーが求められる馬場に変化するのです。

芝、ダート共に適正がない馬は走りませんので、不良馬場で買う時は実績のある競走馬を狙いましょう。

【含水率】コースの湿り具合を示す数値|数値が示す意味とは?

2018年7月から「含水率」の掲載がスタートしました。

含水率とは、馬場から採取した試料に含まれる水分の割合を差します。

たとえば含水率30%の場合、100gあたり30gの水分が入っています。

含水率の数値が大きいほど湿っており、競馬場はデータをもとに馬場状態を稍重や重等に変更します。

含水率による馬場状態の変化は、競馬場ごとに異なるため初めの内は全て覚える必要はありません。

水分の割合を示す数値とだけ、頭に入れておきましょう。

【クッション値】馬場に着地した際の反発力を示す数値

2020年9月より「クッション値」も新たに加わりました。

競走馬が走るとき、馬場に着地した際の反発力を示す数値です。

芝コースのクッション値は7~12で計測されます。

数字が大きいと「固い馬場」小さいと「柔らかい馬場」になり、標準は「8~10」に設定されています。

とは言え、競馬を始めたばかりの方は、クッション値よりも「良・稍重・重・不良」を先に覚えましょう。

含水率と同様に、競馬に慣れてきたらクッション値も活用して楽しみましょう。

まとめ

競馬場で公表されている馬場状態は、当てるうえで重要な内容です。

良馬場は得意だけど重、不良馬場が苦手…、反対に良馬場が苦手…等々、競走馬によって相性が違います。

これは、芝だけでなくダートコースでも同様です。

もし競馬を始めたばかりの方は、購入する前に競走馬が今の馬場状態に適しているか?確認してから買いましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次