数々のG1が開催される競馬場「東京競馬場」
この記事を読んでいるあなたも、一度は聞いたことがあるG1レースが開催されています!
- NHKマイルカップ
- ヴィクトリアマイル
- 優駿牝馬(オークス)
- 日本ダービー
- 安田記念
- 天皇賞(秋)
- ジャパンカップ
- フェブラリーステークス
東京競馬場で開催される競馬で勝つなら、競馬場のコース特徴や距離別の違い…等々を知るべきです。
知っているかどうかで、競馬の勝率が変わります!
ではどのような特徴があるのか?特徴や距離別に解説していきます。
東京競馬場は最後の直線&坂越えが特徴|ダートもタフな馬が有利
東京競馬場のコース特徴を簡単にまとめると…
- 最後の長い直線
- 2度の坂越え
- タフなダートコース
それでは、1つ1つ解説していきましょう。
525.9mの長い直線
東京競馬場の名物と言えば、最後の長い直線です。
なんと525.9m!新潟競馬場(外回り)に次ぐ2番目に長い直線を走らなければなりません。
逃げ馬にとって厳しい距離であり、差しや追い込み馬が有利です。
とは言え、逃げ・先行馬が不利とは言い辛いのも、このコースの特徴です。
騎乗する騎手の戦略で「スローペース」が上手くはまると、差しや追い込み馬が届かず、有利になるケースもあります。
そのため、競馬に慣れてきたら騎手の得意とする戦略や、出走する競走馬の戦略も確認しましょう。
1コーナー&4コーナーに待ち構える坂越え
もう1つ見逃せないのが「2度の坂越え」です。
1コーナーから向正面半ばまで長く緩い下りを迎え、3コーナー手前に「高低差1.5m」の坂を迎えます!
上り切って一安心…と思いきや、4コーナー手前から再び上り坂です。
ゴール手前480~260mで2.1mを上ります。
「中山競馬場、阪神競馬場に比べれば緩やかでは?」
と思いがちですが1つの坂で終わらず、だらだらと続く坂のためタフな馬が有利に!非力な馬は坂で足が止まります。
そのため、他の競馬場で結果を残していなくても、東京競馬場の成績が良い馬は注意が必要です!
タフなダートコース
長い直線、坂のアップダウン構成は、先ほど紹介した芝コースと同様です。
しかし!ゴール手前の上り勾配は要注意です。
高低差はなんと「2.4m」!!芝コースでも坂は厳しいのに、ダートはさらに厳しくなります。
競馬にとってスピードも大切ですが、東京競馬場はタフな馬が勝利するコースです。
東京競馬場をコース、距離別に解説!ポイントを紹介
【芝1400m】有利不利が少ないコース
芝1400mは、スタート地点から3コーナーまで300mと短く、急坂を迎えます。
逃げや先行馬によるハイペースにはなり辛い。
枠順や脚質による有利不利はそこまでなく、競走馬自身のレース運びができるかどうか?鍵になります。
【芝1600m】中距離向きの競走馬が狙い目
3歳のマイル王決定戦「NHKマイルカップ」マイル女王を決める「ヴィクトリアマイル」
そしてマイルチャンピオンは誰か?決定する「安田記念」が開催されるのが、東京芝1600mです!
スタート地点は、向正面の右手奥であり枠順による不利は少ない。
勝負は最後の直線!
だらだらと続く坂を乗り越えられるタフな馬、または粘り強さのある末脚を持った馬が有利です。
生粋のマイラーよりも、中距離向きのタフな馬が良いでしょう。
【芝1800m】大外枠&先行しない内枠の馬は不利!
スタート地点が特殊で、1~2コーナー間のポケット地点です。
約150m進んだところで向正面の直線に出るため、合流地点までのポジション争いは熾烈です!
そのため、多頭数の大外枠や先行しない内枠の馬は不利になります。
【芝2000m】外枠の馬は厳しい!内枠がおすすめ
芝2000mは非常に癖のあるコースです。
と言うのも、1コーナー奥にあるポケットからスタートしたと思ったら、約100mで2コーナーのカーブを迎えるからです。
外枠の馬が内側に切れ込むのは難しく、外枠の「逃げ馬」「先行馬」は非常に厳しい!
内枠の馬が断然有利になるものの、天皇賞(秋)では7枠が好走する例もあります。
しかし、内枠有利は変わりませんので狙うなら内枠の東京巧者を選びましょう。
【芝2400m】日本ダービー、オークス、ジャパンカップコース
日本ダービーやオークス、ジャパンカップと言った最高峰のG1レースが開催されるのが「芝2400m」です。
スタート地点は正面スタンド前であり、1コーナーまでの距離は長い。
そして最終コーナーから500mを超えるロングストレートを迎えるため、先行や逃げ馬にとって不利になります。
G1になると、長く持つ脚と一瞬の切れ味が光る末脚を持つ馬が有利です。
ただし、馬場が悪化しスローペースになれば先行、逃げ馬が有利になります。
【芝2500m】目黒記念、アルゼンチン共和国杯コース
芝2500mは、G2の「目黒記念」「アルゼンチン共和国杯」が開催されるコースです。
スタンド前の直線坂下からスタートするため「3度の坂越え」があるタフなコース!
ハイペースの逃げや先行は少なく、最後の直線で団子状態になることが多いです。
馬郡が団子状態になれば、差し馬や追い込み馬が有利になり、人気薄の競走馬が入ることもあります。
長距離コースとして「芝3400m:ダイヤモンドステークス(G3)」も開催されています。
【ダート1300m】東京競馬場のみ開催される距離
東京競馬場のみで開催されるのが「1300m」です。
スタート地点からコーナーに入るまで340mあるため、外枠の逃げ馬や先行馬は良い位置につきやすい。
枠順に有利不利はなく、逃げ馬や先行馬が有利です。
【ダート1400m】スピード&スタミナがある逃げ&先行馬が有利
1400mのダートコースは、1300mと同じく枠順に有利不利はありません。
ただし、100m違うためスタミナのない逃げ・先行馬は最後の直線で足が止まります。
ハイペースを逃げ切れる、またはタフな先行馬には有利!
ちなみに、差し馬の勝率も高く結果を残している馬がいれば、見逃さずにチェックしましょう。
【ダート1600m】フェブラリーステークスコース
ダート1600mは「フェブラリーステークス」が開催されるコースとして有名です。
特徴は、スタート地点が「芝」と言うことです。
芝コースはスピードが乗りやすく、外枠ほど芝の上を長く走れます。
つまり、芝になれたダート馬が外枠に入ると、スピードに乗って好位置につきやすく自分のレースができます。
しかし芝コースに慣れていないダート馬は、スピードに乗り切れず思ったような競馬ができません。
そのため、東京競馬場ダート1600mを得意とする馬を見つけるのが、このコース攻略の鍵です。
【ダート2100m】大外枠は不利!ダート長距離戦での実績を重視しましょう
ダート2100mは、スタート位置から最初のコーナーまで230mしかありません。
初めのコーナーまでに熾烈なポジション争いがあるため、大外枠の馬は不利になります。
ダートを走り切れるパワーも大切ですが、長距離を走れるスタミナも重要になるのが2100mです。
ダート長距離戦で結果を残している馬を見つけ、狙っていきましょう。
まとめ
東京競馬場で開催されるレースは、日本競馬史に残る名勝負ばかりです。
日本ダービーやオークス、ジャパンカップでは三冠馬、三冠牝馬の直接対決など、見逃せないレースが続きます。
それらのレースを攻略するなら、これまでに紹介した東京競馬場の特徴とコース別の注意点を事前にチェックしましょう。
そうすれば、競馬を楽しみながら実践できますし、勝率も少しずつ上がりますよ。