【2022年】マイルCS南部杯はカフェファラオが接戦を制する!伏兵ヘリオス&新星シャマルの追撃を振り切る

秋のダートマイル王を決定する「マイルCS南部杯(Jpn1)」が2022年10月10日に開催されました。

今年のメンバーも精鋭揃い!

3連覇を狙う「アルクトス」、左回りのダートマイルで無類の強さを見せる「カフェファラオ」

更に古豪「サンライズノヴァ」「ソリストサンダー」等、誰が勝利してもおかしくないです。

今年のマイルCS南部杯を制したのは誰か?見ていきましょう。

目次

カフェファラオがハナ差を制し1着!伏兵ヘリオスが2着に入る

結論を先に述べますと、勝者は1番人気の「カフェファラオ」です!

馬場コンディションが「不良」、地方競馬は厳しく、気分屋な面もあるため私自身、危険な1番人気と考えていました。

ところが、いつも以上の好スタートを見せ、馬場不良をものともしない走りを見せます。

その上、鞍上の言うことも聞いており「本当にカフェファラオかな?」と思うほどの豹変ぶりでした。

最終コーナーに入ると、先頭のヘリオスに並びかけます。

スムーズなコーナーリングを見せるヘリオスに、離されますが残り100mで猛追!

「ヘリオスの勝利か!?」と思ったところで、勝負根性を見せたカフェファラオが「36.8」の上がりで勝利を掴みました。

シルバーコレクターのヘリオスも「やっとG1タイトルを掴めるか!?」と思いましたが、惜しい2着に終わりました。

新星シャマルが強烈な末脚で3着に滑り込む|イグナイターは惜しくも4着!

歴戦の猛者「カフェファラオ」、シルバーコレクターの「ヘリオス」が目立つ2022年の南部杯でしたが…。

今後のダート路線を変えるのでは?と思わせる2頭が新たに出てきました。

それが「シャマル」と「イグナイター」です。

短距離路線のシャマルが3着に好走

シャマルはもともと「1200m~1400m」の短距離を使ってきた馬です。

200mの延長に不安はありましたが、不安を払拭する見事な末脚を披露してくれました。

もう少し早く炸裂すれば、もしかしたら1着もあったのでは?と思わずにはいられません!

とは言え、シャマルは成長盛りの4歳です。

「父:スマートファルコン」が本格化し、ダートG1を蹂躙したのは5歳でした。

もしかしたら父同様、シャマルも5歳から本格化し、中央&地方ダートを席巻するかもしれません。

3連勝で波に乗るイグナイターは4着

そしてもう1頭「イグナイター」は、地方重賞&交流重賞を3連勝して参戦しました。

中央で走っていましたが結果が出ず、地方競馬へ移動。

地方で終わる馬も多い中、2021年は1ヶ月に1回のペースで出走し経験を積んできました。

着実に成果を上げ、2021年12月の「兵庫ゴールドトロフィ(Jpn3)」では3着に入ったのです!

その後は3連勝で参戦したものの、最後まで伸びきれず4着に終わりました。

とは言え悲観する内容ではありません。

強豪ひしめく南部杯で、前年覇者や古豪を破り、1番人気のカフェファラオまで迫りました。

シャマル同様、成長盛りの4歳ですのでこれからの活躍を大いに期待します!

まとめ

南部杯を制したカフェファラオの次走について公表されていません。

私の予想ですが、もし馬体に問題なければ12月の「チャンピオンズカップ(G1)」を目指すのでは?と考えています。

中京競馬場の左回り、距離は200m伸びますが南部杯のポテンシャルがあれば、問題なく勝利できると思います。

ヘリオスやシャマル、イグナイターも次走はどこか?発表されていませんが、間に合えば「JBCシリーズ」、もしくはチャンピオンズカップや川崎記念を視野に入れるのでは?と予想します。

最後に、3連覇がかかった「アルクトス」ですが、今回のレースを最後に引退とのことです。

南部杯2連覇以外にも、重賞4勝を挙げました。

年齢を重ねるごとに、脚のケガに悩まされていたようですが、7歳まで戦ってきたのは本当に凄いことです。

アルクトスは今後どうなるのか?分かりませんが、種牡馬入りできれば幸いです。

南部杯に出走した皆様、本当にお疲れさまでした!

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