重賞未勝利馬「ヨシオ」が誘導馬へ転身!通算78戦6勝馬が福島競馬場にやってくる

皆さんは「ヨシオ」と言う競走馬を知っていますか?

アーモンドアイやキタサンブラックのように、G1戦線で大活躍した馬ではありません。

まして、G2・G3と言った重賞も勝ったことないオープン馬です。

ですが記録より記憶に残る競走馬として、競馬ファンに愛された1頭です!

そんなヨシオがなんと!福島競馬場で「誘導馬」になりました!

アイドルホースとしても話題のヨシオを、皆さんにもっと知って欲しいので、簡単にですがヨシオの戦歴や愛される理由を紹介します。

目次

30秒で分かるヨシオの戦歴|芝・ダート、平地や障害までこなした名馬

  • 父:ヨハネスブルグ、母:フローラルホーム(母父:ケイムホーム)
  • 2015年のブリーズアップセールで486万円で購入
  • 通算78戦6勝(地方3戦0勝)
  • 2015年にデビューし2022年4月の「京葉S(9着)」を最後に引退

ヨシオは芝・ダート問わず走り、後半には「障害走」にも出走しています。

さらに中央競馬の他にも、地方競馬の「地方交流重賞」にまで参加しているのです。

2018年の「マーキュリーC(G3):2着」「サマーチャンピオンC(G3):3着」と好走!

2020年1月の「ジャニュアリーS(OP)」に勝利し見事!OP入りを果たしたのです。

ほぼ休みなしで出走|アーモンドアイ&チュウワウィザードとも対戦!

休暇なんて必要ない!?中央競馬&地方競馬で78戦走ったヨシオ

ヨシオは他馬と異なり、殆ど休みなしで走った競走馬です。

たとえば2015年11月1日の2歳未勝利戦から、勝ち上がるまで休みをいれずに出走しています。

勝ち上がった2016年の2月には「3歳500万以下」の条件戦に3度出走!

この時、私自身も「あれ?ヨシオがまた出てるぞ!?」と驚きを隠せませんでした。

所々で1ヶ月間の休養をしていますが、ほぼ出走と言って過言ではないでしょう。

これだけ出走しているとケガや病気が心配です!

ところが、競走馬人生を揺るがすケガや病気をせず、78戦を走り切りました。

正に「無事之名馬」を体現した競走馬と言えるでしょう。

G1挑戦するヨシオ|アーモンドアイ&チュウワウィザードと対戦

競馬ファンを1番驚かせたのは、2020年の「ジャパンカップ(G1)&チャンピオンズカップ(G1)」への挑戦でしょう。

2020年のジャパンカップは、今でも語り継がれる伝説のレースです。

  • アーモンドアイ:2018年3冠牝馬
  • コントレイル:2020年3冠牡馬
  • デアリングタクト:2020年3冠牝馬

この他に菊花賞馬の「キセキ」や香港ヴァーズ勝利馬の「グローリーヴェイズ」等、名だたる名馬も参戦しました。

そこにヨシオも参戦しており、結果は最下位でしたがG1に挑戦するヨシオが輝いて見えました。

ジャパンカップで年内は終わりかな?と思ったのもつかの間。ヨシオファンを裏切らない行動に出ます。

なんと、翌週のダートG1「チャンピオンズカップ」へ参戦です!

もちろん!ダート界の猛者たちが大集合していました。

  • チュウワウィザード:JBCクラシック&川崎記念勝者
  • ゴールドドリーム:ダートG1「5勝」の強豪
  • インティ:2017年の「3歳未勝利戦」から7連勝でフェブラリーステークス制覇

他にも芝&ダートG1を制した「モズアスコット」、G14勝馬の「クリソベリル」もいました。

結果こそ最下位でしたが、連闘でもケガや病気をすることなく帰ってきたのです。

確かに格上挑戦でしたが、強者へ果敢に挑戦する姿もまた、ヨシオが愛される理由だと思います。

福島競馬場で訓練を受けるヨシオ|誘導馬デビューはいつ?

G1挑戦の後、ヨシオは「障害走」にも出走しています。

その後は再びダートへ戻り、2022年4月の京葉S(L)を最後に引退しました。

引退後は馬事公苑を経て、7月上旬に福島競馬場へ移動。

現在は誘導馬になるべく、トレーニングをしているとのことです。

トレーニング内容や一般公開は行っていませんが、第二の馬生をスタートできたのは何よりです。

もしかしたら近いうちに、福島競馬場で誘導馬になったヨシオが見れるかもしれません。

ヨシオの誘導馬デビューを心よりお待ちしております!

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