日本が誇る最強マイラー「タイキシャトル」が、2022年8月17日午前5時「老衰」により死亡しました。
享年28歳。
馬房で暴れた様子はなく、寝ている間に旅立ったのでは?と言われています。
タイキシャトルは「父:Devil’s Bag」「母:ウェルシュマフィン(母父:Caerleon)」の血統です。
芝・ダートどちらも適性があり、中でも「短距離&マイル路線」で右に出るものはいませんでした。
1997年10月の「ユニコーンS(G3)」から破竹の8連勝!
当時「エアジハード」「ブラックホーク」と言った最強マイラーがいましたが、寄せ付けることなく勝利。
特に1998年の安田記念は圧巻でした。
まるで泥の中を走っているかのような不良馬場を、ものともしない走りに、国内で敵なし!と思わせる競馬です。
その後に臨んだ「ジャックルマロワ賞(仏・G1)」で快勝!日本馬が初めてジャックルマロワ賞を制しました。
ジャックルマロワ賞の1週間前、一緒に渡仏した「シーキングザパール」が「モーリス・ド・ゲスト(仏・G1)」を制覇しました。
引退後の種牡馬では、芝やダート、短距離からマイル路線で活躍する産駒を輩出しました。
- メイショウボーラー:芝&ダートで活躍。フェブラリーステークス(G1)勝者
- ウインクリューガー:NHKマイルカップ(G1)勝者。芝・ダート・障害馬として活躍
- サマーウィンド:クラスターC(G3)、東京盃(G2)、JBCスプリント(G1)勝者。11歳まで活躍
現在、タイキシャトルの後継種牡馬と期待されているのが「メイショウボーラー」です。
タイキシャトル亡き今、最強マイラーの血筋を後世に残して欲しいものです!
最後になりますが、タイキシャトルのご冥福をお祈りいたします。