2022年7月18日、盛岡競馬場で夏のダート重賞「マーキュリーC(Jpn3)」が開催されました。
中央&地方交流のハンデ重賞に、実力馬達が続々と参戦!
佐賀記念(Jpn3)制覇後、惜しい競馬が続く「ケイアイパープル」
前走15着ですが、2勝クラス~オープンまで3連勝を飾った「バーデンヴァイラー」
地元岩手の猛者「ヴァケーション」等、勢揃いです!
今年のマーキュリーCはどのようになったか?一緒に見ていきましょう。
マーキュリーCはバーデンヴァイラーが重賞初制覇!姉に負けない差しきり勝ちを決める
バーデンヴァイラーが作戦変更|控える競馬で前をうかがう
今年のマーキュリーCの勝者は、2番人気の「バーデンヴァイラー」です!
バーデンヴァイラーの戦法は、いつもなら先行策です。
ところが!今回は、中団よりやや後ろ目の位置に待機。
砂をかぶってしまうが大丈夫か?と私自身、思いつつ流れを見ていました。
先に仕掛けたのは、2番の「テリオスベル」です。
第3コーナー~最終コーナーで加速すると、逃げる4番「ノーヴァレンダ」をあっという間にかわします。
最後の直線に入った頃には、3~4馬身差が開いていました。
これはテリオスベルで決まりか?と思ったその時、残り200mから猛追する1頭の馬が現れたのです。
バーデンヴァイラーが見事な差しきり勝ち!姉「マルシュロレーヌ」に負けない力強い競馬を見せる
後ろから追ってきたのは「バーデンヴァイラー」です。
残り100mでも1馬身差ある絶望的な状況。
そこから勝負根性に火が付いたのか、グングン加速していきゴール板手前で差しきりました!
上がり3F「37.3秒」と見事な末脚を見せつけ、重賞初制覇を成し遂げました。
勝ったバーデンヴァイラーは「父:ドゥラメンテ」「母:ヴィートマルシェ(母父:フレンチデピュティ)」の血統です。
BCディスタフで歴史的勝利を飾った「マルシュロレーヌ」の弟にあたります。
姉マルシュロレーヌに負けない、力強い競馬を私たちに見せつけました。
バーデンヴァイラーの次走は?日本テレビ盃orシリウスステークスか?
バーデンヴァイラーの次走は不明です。
私の予想ですが、以下のレースを検討していると思います。
- 9月後半:日本テレビ盃(船橋 1800m Jpn2)
- 10月前半:シリウスステークス(中京 1900m G3)
- 10月前半:白山大賞典(金沢 2100m Jpn3)
1~2ヶ月程休養させてから、上記の重賞を考えているのでは?と思っています。
マーキュリーCは、中山競馬場より遠い長距離輸送でしたが、問題なかったため各地の重賞に挑戦するかもしれません。
賞金が足りてれば、11月のJBCクラシック(Jpn1)の出走もありえますね!
今後、どの重賞に出走するか分かりませんが、バーデンヴァイラーの活躍から目が離せません。