毎年6月から2歳新馬が続々とデビューします。私自身も毎週、楽しみで仕方ないです!
今週も、新馬戦から注目したい1頭が出現しました。
その馬は「モルチャン」です!
名前から可愛らしい馬ですが、新馬戦の内容は強烈です。
新馬戦でどのような競馬をしたのか?一緒に見ていきましょう!
モルチャンが後方一気の差しきり勝ち!10番人気の低評価を覆す
モルチャンのデビュー戦は、2022年6月19日の東京競馬場6R(新馬戦)です。
オッズは低評価の「10番人気」でした。
ただ、パドックや返し馬を見ると「本当に10番人気?」と思えるほど、調子の良さと足取りのすがるさを見せてくれました。
レースが始まると、好スタートを決めた馬達に前目のポジションを取られます。
砂をかぶる展開でしたが、意気消沈して後方に下がることなく先頭の馬達に付いていきます。
最後の直線、逃げる2番の「サノノウォーリア」と「7~8馬身以上」開いているのでは?と感じるほどの位置です。
先頭とこれだけ離れているのだから、前に届かないか…と思った矢先に急加速します!
まるで根岸Sのブロードアピールを彷彿とさせるほどの追い込みで、逃げるサノノウォーリアを捉えます。
最後は2着の「アドバンスファラオ」に3馬身差を付ける圧勝でした。
3着に逃げ粘った13番人気「サノノウォーリア」が入り、「3連単:585,300円」の大荒れになりました!
【モルチャンの血統】
- 父:ヘニーヒューズ
- 母:ヒアーズトウショウ(母父:フジキセキ)
オジュウチョウサンを輩出した坂東牧場に新たなアイドル誕生か!?デルマルーブルに続け!
モルチャンの新馬戦を見ると、もしかしたら生産牧場「坂東牧場」の新たなアイドルになるのでは?と考えています。
実は坂東牧場、皆さんが知っている名馬を多数輩出しています!一部をピックアップして紹介しましょう。
- オジュウチョウサン:障害重賞15勝&重賞13連勝。中山GJを5連覇した名馬
- デルマルーブル:兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)&名古屋グランプリ(Jpn2)勝者
- アクシオン:鳴尾記念(G3)&中山金杯(G3)勝者
障害競走で今も伝説を作り続ける「オジュウチョウサン」
Jpn2を2勝したダート馬「デルマルーブル」等、多数の名馬を輩出しています。
モルチャンも、これから結果を残し続ければ、オジュウチョウサン&デルマルーブルに続く坂東牧場のアイドルになれるかもしれません!
モルチャンの次走ですが、調教師の武井氏が「中京1400m」選出されたら「エーデルワイズ賞(Jpn3)」を予定しているようです。
可愛い名前からは想像できない、強烈な追い込みを見せたモルチャンの活躍、これからも楽しみですね!