2022年6月13日(5R:2歳新馬戦)の東京競馬場で大波乱が起きました!
なんと、12頭中11番人気の「オンザブロッサム(2歳/牝)」が勝利したのです。
これだけなら「大波乱のレース」で終わりですが、勝利した相手がとんでもない馬でした。
ブービー人気のオンザブロッサムは、どのような競馬をして勝利したのか?
そして、オンザブロッサムが勝利した馬はどのような相手だったのか?紹介していきます。
オンザブロッサムが約3億円馬のダノンザタイガーに勝利|追撃を振り切る強い競馬
高額落札馬が初陣!ダノンザタイガーが初勝利を飾るか?
オンザブロッサムの新馬戦は、2022年6月15日の東京競馬場5Rでした。
このレースで「ここでは力が違う!」と思わせるほどの仕上がりを見せていたのが「ダノンザタイガー」です。
ダノンザタイガーは「約3億円(2億9700万円)」で落札された高額馬です。
単勝1倍台の圧倒的支持でしたので、私自身も「このレースで負けはないだろう」と思っていました。
11番人気のオンザブロッサムが勝利|残り400mからの加速&速度は一見の価値あり
レースが始まると、作戦かどうかは分かりませんが、ダノンザタイガーは後方からのスタート。
オンザブロッサムは逃げる「トーセンノヴァ」を見るかのように、2番手で進めていきます。
誰かが仕掛ける、または惑わすこともなく最終コーナーに突入。
ここからがオンザブロッサムの豪脚がさく裂します。
残り400mに入り鞭が入ると、東京の坂をものともせず加速!荒れ始めた東京の内馬場ながら、差を詰めていきます。
逃げるトーセンノヴァを残り200mで振り切ると、押し切ってゴールです!
後方からダノンザタイガーによる追い込みはあったものの、半馬身差で振り切って勝利しました。
ダノンザタイガーも強い競馬を見せる|出遅れ&仕掛けの早さが原因か?
ダノンザタイガーも、負けて強しの競馬内容でした。
上がり3Fは出走馬の中で最速の「33.5秒」!
その上、残り400mで先頭とは10馬身以上の差、オンザブロッサムとは5~6馬身差ありました。
にもかかわらず、最後は買ったオンザブロッサムに半馬身差で迫るのですから、力があるのは間違いありません!
悔やまれるのは、スタートが上手くいかなかったこと、最終直線の仕掛けがもう少し早ければ、勝敗が変わっていたかもしれません。
父ラブリーデイに初重賞勝利を届けるか?オンザブロッサムの今後に注目
力強い競馬を私たちに見せてくれたオンザブロッサム。
もしかしたら、「父:ラブリーデイ」に初重賞制覇をプレゼントできるかもしれません。
2020年に初年度産駒がデビューしたものの、ドレフォンやキタサンブラック等の新種牡馬と比べ、初年度産駒の活躍が芳しくありません。
重賞勝利した産駒がおらず、勝ち上がるのが精一杯です…。
しかし!オンザブロッサムの活躍があれば、2歳重賞の「小倉2歳S(G3)」や「KBSファンタジーS(G3)」で勝利するかもしれません。
更に成長すれば、3歳のクラシック戦線で勝利も夢ではありません。
オンザブロッサムの次走について発表されていませんが、今後も目が離せない2歳馬になるでしょう。